小さな flaneur のテキスト

1985年4月4日、東京生まれ。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ポスト・ヒューマニティーズのレンズから見えた家族的な寄付

ぼくの仕事はクライアントにペーパーワークを求める官僚制に突き進んでいる。エントリーフォームの記入やワード書類を提出してもらい、そこから面談の日時調整をしてから初めて会う。その後ご一緒してからも、企画書の提出をお願いする。何かが終わればアン…

社会的インパクト評価をめぐる批判から、思弁的実在論による捉え直しへ

社会的インパクト評価は科学的な知をもとめる体裁で、宗教的な物語を語っているに過ぎないのか。そしてそれを非難する者たちも不在の真理にたどりつこうとしているかは不明である。願わくは、物語が感染と模倣を繰り返し、短絡的な欲望で満ちた世界で偶然に…

震災の流れの中断と震災の継起の間の生成変化

「偶然性 contingency 」は、リスク管理、成功報酬型の世界で登場する言葉だ。将来起こりうる事、つまり不慮の事故、不測の事態という意味を持っている。 偶然性や偶発性に自覚的になり、他者へ「共感」した後、結果的に連帯の感覚が生み出されると考えたの…