小さな flaneur のテキスト

1985年4月4日、東京生まれ。

書評

書評:東浩紀『訂正可能性の哲学』

東浩紀『訂正可能性の哲学』2023年9月1日刊行、ゲンロン、364ページ https://www.amazon.co.jp/dp/4907188501 NPOの仕事をしていると、未来、イノベーション、革新のキーワードが自然と目に入ってくる。ぼくたちは世界を変えられるのか、どうしたら「ルール…

書評 : ユク・ホイ『再帰性と偶然性』

ユク・ホイ『再帰性と偶然性』2022年2月12日刊行、青土社、435ページ https://www.amazon.co.jp/dp/4791774469 香港、パリ、ロンドンの現代思想界で急速に注目を集める若き俊英による、近代のテクノロジーを根本的に問い直す、2019年の著作『Recursivity and…

書評:宮﨑裕助『ジャック・デリダ――死後の生を与える』

宮﨑裕助『ジャック・デリダ――死後の生を与える』2020年1月26日刊行、岩波書店、376ページ https://amzn.to/3jhMbvz フランス現代思想を代表する巨星、ジャック・デリダ。著者はデリダ研究および、イマヌエル・カントの美学、崇高論が専門。「生き延び」や「…

書評 : 古田徹也『言葉の魂の哲学』

古田徹也『言葉の魂の哲学』2018年4月10日刊行、講談社選書メチエ、256ページ https://amzn.to/3hvrzPr ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン研究者として専門書から入門書まで執筆する著者による、言葉を選び取る責任の倫理について論じられた内容。2019年サ…